「丸い和盆の座卓」

お手持ちの古い和盆を生かしたちゃぶ台と座卓の製作をいたしました。
一枚板の木を削り込んだ、古い味のあるお盆です。
直径51cmのお盆が、脚の内側に収まります。



オーク(楢の木)を使った脚です。



こちらは少し大きめ、直径58cmのお盆です。同じオークの脚を共用します。



脚の上に乗るので、ずれ落ちないようにお盆の方を少し加工しました。



ウォルナット(黒胡桃)を使った脚です。



とっても大きなお盆で、直径が91cmあります。
布を張った上に塗り漆が施してありました。
石谷の見立てでは、芯材は紙で、縁の部分が竹で出来ているのではないかとのことです。



この漆のお盆を裏返しますと、
何と、朱漆のお盆になります。



ウォルナットの脚は自然オイル仕上げで、着色などはしていないのですが、漆のお盆にもよくマッチしておりました。



脚は十字の「相欠き」で組んでいるだけですので、分解も組み立ても簡単で、収納もすっきりです。
手仕事の古い和盆との組み合わせなので、今回木地の仕上げも、全て刃物で手削りいたしました。
この和盆たちに添うようにと考えた石谷のこだわりのようです。
写真では分からないのですが、この小さなことが、ご依頼に寄り添う作品作りになっていくのだなと思いました。



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